「潜水工事」って聞いたことがありますか??
例えば海にせり出した海沿いの旅館や橋、水族館などの施設で、海中にある構造物を造ったり、修繕したりする際に、ガスボンベを付けて海に潜り、作業をする人たちのことです。普段はあまり見掛けることはありませんが、日本は周囲を海に囲まれた島国です。われわれがいつも通りに生活できるのは、そういった工事を担ってくれる人たちがいてこそ。
インターネットで「潜水工事」と入力すると、意外なほど多くの会社や求人情報が表示されます。求人があるというのは人手が足りないという小子でもありますが、さらに言えば、それだけ現状の人手では足りないほど多くの仕事が存在するということでもあるわけです。特に、東、南側に海があり、海に近いスポットの多い神奈川県では、潜水工事を行う会社が複数あります。今回は潜水工事の内容やそうした業務に就く方法などを紹介してみたいと思います。

新設、メンテ、調査など多様な業務
まずは溶接、溶断、型枠などの方法を使い、水中構造物の新設工事を請け負う仕事があります。潜水服を来て酸素ボンベを背負い、海に潜って作業を行うんですね。専門業者のホームぺージを見ると、当たり前のように溶接作業などをこなしていますが、考えると、そこは水中なんですよね。使える機材や材料は少ないでしょうし、作業の効率も地上と比べれば悪くなるでしょう。それだけ制約された状況下で大きな構造物を造るのは、単純に考えてすごいですよね。
次に既存の構造物の保守点検などメンテナンスの仕事もあります。海中にあるということは塩水に浸かり続けているということですから、地上にあるより早く痛むのは素人にも分かります。そうした腐食の具合を調べ、場合によっては補修する仕事です。
これらに加えて、海中構造物の調査や研究用試料の採取など、海中調査や研究協力という仕事もあります。
海中での土木作業のスペシャリストとして、潜水工事に従事する人たちへの需要は、私たちの暮らしの近くに海がある限り、なくなることはなさそうですね。