・色々とある溶接
自動車・船舶・電子機器・建設。4つの言葉の共通点は、溶接です。自動車は、各パーツが組み合わさってできたものです。パーツ同士を繋げるのが、溶接です。自動車の場合は、ロボットの手により溶接作業がすすめられます。また精密機械の場合、どうしても細かくなることからレーザーが使われます。
何を作るかによって、溶接方法は大きく変わります。ではどういった溶接方法があるのか、掘り下げてみましょう。


・アーク溶接とは?
「溶接」と聞いて多くの人が思い浮かぶのは、アーク溶接でしょう。「アーク放電」といって、光と熱を発する放電現象を利用して金属を繋げるやり方です。アーク放電によって発せられた熱は、1万度以上。どんなに頑丈な金属でも、あっという間に溶けるでしょう。
アーク溶接の強みは、どんな金属にも対応できる点です。ただし高い熱を出すため、強い光はどうしても避けられません。光の強さにより、接合部分が確認できないのです。つまりアーク溶接をすすめるには、高い技術力が必要不可欠です。

・ガス溶接とは?
アーク溶接とは違い強い光を出さない溶接が、ガス溶接です。可燃ガスを燃焼させた時に発生する熱により、金属を繋げます。
ガス溶接はアーク溶接とくらべて温度が低いため、火花が出にくいのが特徴です。溶接部分もしっかり見えますので、細やかな調整も可能。アーク溶接では難しい溶接も、ガス溶接なら対応できるのも大きなメリットです。ただし温度が低い分、溶接までに時間がかかるのでご注意下さい。

・レーザー溶接とは?
最後に紹介するのが、レーザー溶接です。読んで字のごとく、レーザーを使って金属を溶接します。レーザーは事細かに調節できるので、繊細な溶接にも対応可能。より正確に、溶接することもできます。だからこそ、精密機器の製造に使われるのです。
ただ設備にお金がかかるのが、頭痛い所。しかし広島で溶接を行っている企業では技術を高めるために、最新機器を導入。細やかな部分にも手を抜かずに生産しているので、クオリティはお墨付きです。