・生コンクリートは火が通ってない？
生がつくものは、火が通っていない物を指します。生卵には火が通っておらず、殻を割れば白身と黄身がトロリと出てきます。卵に火が通っていた場合、殻を割れば美味しそうなゆで卵が出てきます。
では生コンクリートは、火が通っていないコンクリートをさすのでしょうか。コンクリートは食べ物ではないので、火が通ってる通ってないは些か無理があるもの。コンクリートと生コンクリート（略して生コン）の違いについて、掘り下げてみました。

・コンクリートと生コンクリートの違いはなし！
コンクリートと生コンの違いは、特にありません。話は終わりです。ただ「特に無い」と言われても、納得できるものではないでしょう。砂・砂利・水・混和剤が混ざったものが「コンクリート」。生コンも似たような材料で作られています。
問題は「どこで」コンクリートを作っているのか。工事現場で直接作られたものが、一般的なコンクリートです。ちなみに固まった状態のコンクリートも「コンクリート」です。「生コン」は、専用のコンクリート工場で作られたものを指すようです。固まってはおらず、トロトロな状態を「生コン」と呼んでいるとのこと。「レディーミクストコンクリート」という、何かの必殺技みたいな別名がついています。

・生コンクリートを製造しているところ
生コンクリートを製造している会社は、日本全国各地にございます。日本どころか世界的な知名度を誇る企業も、生コンを製造。
大企業で製造された生コンは、日本全国の建設現場へと運ばれます。大企業は他にも電子機器や金属製品を手掛けています。多く取り扱っている事業の１つが、生コンというわけです。

・地方都市も取扱あり
ちなみに、地方都市でも生コンの製造を取り扱っている会社はございます。香川では、生コンやセメントを専門的に取り扱う会社もございます。創業は平成3年とまだ若い部類に入るものの、品質の高さは老舗大企業クラス。
人が家を建てて生活をする世の中が続く限り、生コンの需要が減ることはありません。だからこそ、大企業から地方の企業も生コンを取り扱っているのでしょう。今後も需要は増えると予想されます。