そんな風に溜め息をついている方は多いでしょう。
一生遊んで暮らせるようにとは言わないまでも、せめて楽しく豊かな気持ちで暮らせる方法を知りたい方にオススメなのが「ユダヤ人大富豪の教え」です。
成功は受けた応援の結果
「最初に読むマネー本」として適しています。
本書で紹介される17の教えのうち、特に印象深い内容を抜粋します。
成功とは素晴らしいようで、実は「成功=幸せ」ではありません。
幸せな成功には、いったん金や成功を忘れ、物事の本質を見る目を養い、自分らしい人生を過ごすことに集中する必要があるのです。
では、本質とは何でしょう。
ビジネスなら「提供したサービスの質が報酬につながる」ということで、普通は給料などもらえるものにばかり目を向けますが、本来は与えることに気を配り、多くの人に喜んでもらうことで、多くの対価を得られます。
自由人と不自由人
その上で考えるべきは「自由人」「不自由人」という概念です。
自由人とは経済、社会、精神的に独立し、考えるように生きる人のことで、不自由人とは経済、社会、精神的に誰かに依存し、何をしたいか分からない人のこと。
不自由人は労働力を提供して給料を得る職業、会社員や公務員、自営業者、医師、弁護士などで、収入の多寡ではなく働き方で分類されます。
不自由人の手帳には「やらなければいけないこと」ばかり書き込まれています。
一方、自由人は店のオーナーや地主、配当収入を得る投資家など。
労働力の対価ではなく、アイデアの対価を受け取ります。
アイデアは1人の労働力でできない大きなことを可能にし、対価を飛躍的に増大させます。
成功は受けた応援の結果であり、利益優先の姿勢から距離を置いて信頼され、自分らしい人生を見つけることが幸せな成功への近道だということです。
「好きなこと」をやる
ただ、この「自分らしさ」というのが難しいですよね。
「自分らしい人生」とは好きなことをやる人生です。
好きなこととは、仮に周囲が評価しなくても、楽しくて没頭するような事柄です。
周囲に認められることを主眼に置くのは、他人のために生きるようなもので、自分らしさは実現しません。
手帳には「やらなければならないこと」ではなく「やりたいこと」を書きましょう。
そうして湧き出たアイデアが誰かの満足を得る時、自然と豊かになれます。
目先の損得で考えない
その人が普段から持つ考えが人生を形作るので、日ごろから自らの考えに意識を集中させなければなりません。
この時、高い教育を受けた人ほど目先の損得で物事を考え、自分の欲求に気付きません。
その結果、忙しいのに満足感がなく、ただ生活するために働く不自由人になります。
まとめ
本書の内容を簡単に言えば、誰かに言われて仕方なく手を動かしているようじゃ、本当の意味で「幸せな金持ち」になれないよ、ということでしょう。
本来、自分が受け取るべき報酬は、自分が心から熱中し、自信をもって相手に提供できるサービスの対価であるはず。
その状況を実現できれば、幸せな金持ちになれます。
職場に不満はたくさんあるものの、とりあえず居酒屋で酒を飲んで忘れようとしている人はいませんか?
人生は1度きりです。
嫌な職場で無理に時間を過ごす必要はありません。
自分の生き方は自分で決めるのです。
自分が何をやりたくて、何をやりたくないのか、それを改めて考えるところから、富豪への1歩を始めませんか?