愛媛県はかんきつ類を中心に様々な果物が作られています。それらの果物は単に生食されるだけでなく、ジャムやマーマレードになるものも多くあります。そのため、愛媛県内にはジャム作りにこだわったお店も少なくありません。今回は、そんな愛媛のジャムづくりについて解説します。
地元の果物にこだわった愛媛のジャムづくり
愛媛はかんきつ王国とも呼ばれるほど様々なかんきつ類を栽培しています。そのため、地元で栽培されているかんきつ類を用いてそのままジャムやマーマレードにしているお店が多くあるのです。もちろん無添加、さらには素材の甘みを生かした低糖のジャム製造にこだわっている所も少なくありません。また、手作りでジャムを作っているところがほとんどです。さらに一般的なジャムだけでなくコンフィチュールの製法でジャムを製造しているところもあります。これはフランス風のジャムのことで、簡単に言えば果物の他にスパイスやリキュールなどを足したものです。これによって、深みのあるジャムを作っています。
季節によって並べるジャムが異なる愛媛のジャムづくり
ジャムは、収穫された果物をすぐに調理して販売しています。そのため、果物の収穫時期によって店頭に並ぶジャムの種類が異なるお店もあります。例えば、愛媛でも盛んに栽培されているレモンは冬場から初夏、夏場は甘夏などの夏ミカンなどといった形です。このように旬の果物でジャムが楽しめるのもこだわりといえるでしょう。
焼きジャムの普及を目指すジャムづくり
ジャムと言えば、熱々のトーストへ冷たいジャムとして塗り込むイメージがあります。一方、愛媛では焼きジャムといってパンにそのままジャムを塗って焼き上げる方法も普及しています。この方法を広めたのもジャムの作り手であり、ジャムを作りつつ、カフェやPR活動などを通じてジャムの食文化も愛媛から発信している方も多くいるのが特徴です。このようにジャムを作るだけでなく文化としてのジャムとアピールすることも作り手のこだわりとして行っているものです。