佐賀市で社会復帰したいワーキングマザーにとって、まずクリアすべき関門はずばり「子どもをどこに預けるか」でしょう。
「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、3歳までの保育は子供の人生にとって大切な経験となります。
出来るだけそばにいてあげたい気持ちはありつつも、育休は原則1歳までですし、仕事のブランクは空けたくないものです。
ここでは働くママのために佐賀市の保育事情と、子供も親も安心な小規模保育所について説明していきます。

自治体が意欲的に支援!佐賀市の保育事情は改善している
佐賀市は保育事業に力を入れており、2022年4月には11年ぶりに待機児童ゼロという結果を出しました。
待機児童は人口の多い都心部で深刻な問題ですが、地方の佐賀市は比較的容易に入園させることが出来ます。
また、子供の受け皿も年々増加しているのが特徴です。
市の公開する情報によると、小規模保育園数は平成27年では8つでしたが令和5年には23つとなっています。
0から2歳までの定員も2596人から3168人へと大幅に増加しました。
少子化が進んでいるなか、保育施設が増えているのは共働きに嬉しい傾向ですね。

小規模保育所と保育園の違いは?
両施設とも目的は同じで、仕事や病気で保育出来ない保護者に代わり子供の面倒を見てくれるもの。
異なる点としては名前の通り、保育所の規模です。
小規模保育所の定員は6人から19人で、0歳から2歳の子供が主な対象となります。
共働きが増えていることから、2023年4月から必要に応じて3歳以上も認められるようになりました。
対して保育園は20人以上の子供を受け入れており、年齢も0歳から小学校前までとさまざま。
個々のペースに沿って、自宅にいるような空間づくりをしているのが小規模保育園。
対して保育園は年齢別のクラス分けがあり、集団生活を学ぶことが出来ます。

子供の負担が心配なら、小規模保育も検討へ
小規模保育所は定員が多い保育園に比べて、手厚い人員配置をしています。
子供の数が少数ないだけに保育士にゆとりがあるので、一人一人に寄り添った保育が出来るのが強みです。
また施設自体の敷地は小さいですが、実は子供1人当たりが確保するスペースは一般の保育所よりも広いのです。
年齢別にクラス分けすることがないので、年度途中の退職で子供の担任が変わることもありません。
保育士みんなで協力して子供を見てくれるのも安心できるポイントです。