宮崎市では、女性の社会進出や共働き世帯が増加傾向にあります。宮崎市の保育園の開設促進などの子育て対策が行われたことで、安心して仕事ができる体制が整ってきています。
その一方で、市では病児保育施設の充実にも力を入れています。

病児保育とはどんな事業？
病児保育とは、子どもが熱や風邪などの病気にかかり保育園等に行けないとき、自宅保育の代わりに保育士や看護師が病児専用の施設で預かるサービスです。保育園と併設していて、そのまま診てもらえるところもありますよ。
宮崎市では0歳から小学6年生までの子どもが対象で、状態に応じて「病児対応型」「病後児対応型」「体調不良児対応型」という３種類の事業にわかれています。
「病児対応型」は急変が認められないが回復期には至っていない、「病後児対応型」は回復期ではあるが集団生活が困難、「体調不良児対応型」は保育中に体調不良になった子ども、を主な対象としています。
市内には市の委託施設が6園、民間の運営施設が13園あり、施設によって対応している事業の種類は異なります。

宮崎市内の病児保育の利用方法や助成について
宮崎市で病児保育を利用するには、まず利用したい施設に事前登録を行います。登録申請書や健康保険証があれば手続きできるので、あらかじめ済ませておくと安心です。
実際に利用したいときは施設へ連絡し、利用申請書と医師の現症連絡票を提出します。年齢によって必要なものがあるので、ホームページやリーフレットで確認しておきましょう。
また2023年10月からは、一部の対象施設で、病児保育1回につき2000円まで利用料の助成が受けられるようになりました。保育園の場合は欠席しても保育料は変わらないので、少しでも負担が減るのは助かりますね。

病児保育は、特に保育園を利用する家庭に需要が高い
子どもが保育園などの集団生活に入ると、何度も風邪をひいたり体調を崩します。きょうだいがいると、移しあってなかなか出勤できないことも多いですよね。未就学児は１人で留守番するのも難しいので、宮崎市のように病児保育が利用しやすい環境があるのは嬉しいですね。
保育園に入園したら自宅近くの病児保育にいくつか登録し、いざというときに頼れるよう準備しておくと良いでしょう。