徳島県は全国でもトップクラスの日照時間を誇り、太陽光発電に適した立地として知られています。世界的に環境保全が叫ばれるなか、自然エネルギーはわたしたちの生活に欠かせないものとして少しずつ広がりをみせています。
そこで今回は、徳島県の先進的な太陽光発電の取り組みついて詳しく紹介します。

徳島県では自然エネルギーの活用を推進している
徳島県では、地球温暖化対策のひとつとして「カーボンニュートラル」に力を入れています。簡単にいうと二酸化炭素などの温室効果ガスを削減する取り組みで、特に最近は太陽光発電の発展が目覚ましいのが特徴です。
地域への普及啓発としては、住宅用太陽光発電システムの設置にかかる初期費用や購入費用の補助制度などを行っています。県民にとって、太陽光発電は暮らしに身近な自然エネルギーとなっているのです。

徳島県には県営の太陽光発電所がある
徳島県内には、県が運営する太陽光発電所が5ヶ所あります。その大きな利点は、平常時の電気供給だけでなく災害時にも活用できることです。
例えば和田島太陽光発電所は、年間で一般家庭およそ770世帯分の電力を作り出しています。災害時には各家庭や避難所に電気を供給するシステムが整備されています。また発電所が海に面していることから、地震や津波の被害を考慮し一部の太陽光パネルを高台に設置するなどの対策を行っているそうです。
県民や地球全体の暮らしを守るための主体的な取り組みが素晴らしいですね。

太陽光発電は限りある資源を活かす魅力的なシステム
太陽光が効率的にエネルギー変換できるかどうかは、日照時間や立地によって大きく左右されます。徳島県は通年温暖で雨量が比較的少ない気候だからこそ、太陽光発電システムの効果を最大限に引き出せる地域といえます。
近年ではより環境保全の意識が高まっているからこそ、それぞれの地域の特性を活かしながら自然エネルギーを運用していきたいですね。