温暖で雨が少ない瀬戸内の気候を活かし、香川県の農業では米や野菜だけでなく、アスパラガスやオリーブ、さらには花卉栽培まで多彩な農業が行われています。商売上手で進取の気性を持つ「讃岐人気質」が、意外な特産品や新しい農産物の開発を支えており、近年はブランド化や6次産業化も盛んに進められています。そんな香川の農業が持つ魅力についても解説しましょう。

香川の農業は意外な農産物が全国一位!
香川県といえばうどんのイメージが強いですが、実はオリーブの生産量が全国1位を誇っています。小豆島を中心に栽培されており、国産オリーブオイルや化粧品など高付加価値の商品にも活用。さらに、香川はレタス、ブロッコリー、さらにキウイフルーツなどの生産も盛んで、全国でもトップクラスの農産物を多く抱えています。温暖で雨の少ない気候を活かした農業は、地域経済の柱となっており、特産品を活かした6次産業化の動きも加速中。香川の農業にはまだまだ知られざる魅力が詰まっているのです。

農業の6次産業化とは
農業の6次産業化とは、生産(1次産業)に加え、加工(2次産業)・販売(3次産業)までを生産者自身が手がけ、農産物に新たな価値を生み出す取り組みです。たとえば、野菜を使った加工品の販売、農家レストランの運営、収穫体験を通じた観光サービスなどが代表的です。また、こういった試みは1×2×3=6の掛け算から6次産業化と呼ばれています。近年は健康志向や地産地消のニーズが高まり、農村の文化や地域資源を活かした取り組みが注目を集めています。所得の向上や地域活性化のカギとして、全国的に推進されているのです。

農業の6次産業化のメリットは?
6次産業化には大きく4つのメリットがあります。第一に、加工・販売による収益増で所得が向上。第二に、雇用の創出で地域に働き手が増えます。第三に、地域の風土や伝統文化の保全。第四に、地域ブランド化による観光客の増加など、地域全体の活性化にもつながるのです。このようなメリットに注目し、全国で多くの試みが行われています。