4

アドラー心理学に関する本で有名なのは「嫌われる勇気」という本ですが、心理学との縁が今までになかった私に取っては少しハードルが高いなと感じていました。

合間の時間に、さくっとライトに読めるのはないかな、と探したときに見つけたのがこの本でした。

いくつかシリーズがあったのですが、その時は特に人間関係で悩んでいたのでこれにしました。

購入しようか悩んでいる方の参考になればと思います。


心理学はとても実践的な学問だと知る

この本に出会うまで、心理学ってわざわざ勉強する必要はないのでは?と思っていました。

相手の行動や内心を読んだりすることでどんな幸せがあるのか想像できなかったためです。

でもこの本でアドラー心理学というものを少し知ってから、とても実践的な知恵なんだ、と思いました。

「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」とアルフレッド・アドラーがおっしゃっているように、自分が置かれている役割、対人で生じた感情、相手との距離感が悩みを作り出すのです。

悩みが発生したらその対処法のヒントや解決策って、インターネットで探せば結構見つかる時代です。

でも、なぜ悩みが発生するのか、なぜそう感じるのか、なぜこんな展開になるのか、と体系的に教えてくれる人はなかなかいません。

この本はそれをしっかりと教えてくれます。


マンガだからと侮ることなかれ。

これはバイブルだ。

購入した当初はさくっと読んで大枠を理解できたらいいなぁと考えていたのですが、今では何度も読むくらい大切なバイブルになっています。


プロローグ〜パート4に章立てされています。
以下の通り。

プロローグ なぜ人間関係の悩みは尽きないのか?
パート1 嫌われたくなくて疲れたら
パート2 合わないあの人との関係を繕う
パート3 なぜ私達はすれ違ってしまうのか
パート4 親が重い。
そんな時は。


個人的には、パート1とパート3が面白かったです。

特にパート1は、無意識にイエスマンになっている方におすすめです。

本当は引き受けたくない(もしくは引き受けられる状態じゃない)のに、頼まれたらついタスクを受けてしまったりしないでしょうか。
その時は感謝されて気分がいいけど、忙しくなりライフワークバランスが崩れたり、心身に疲労が溜まってしまうことがあります。
あるいは、締め切りに間に合わなくなり周りやクライアントに迷惑をかけたりしたら、自分自身にも会社にも大きな損害になることがあります。

自分のためにも、相手のためにも時に「No」ということがとても大切だったりします。

パート1では、その心構えを学ぶことができました。


パート3では、男女のコミュニケーションの違いについて説明されていました。

夫婦関係や異性の上司との関係性で悩んでいる方は、かなりヒントが得られるかと思います。


全体の構成が、漫画と解説のサンドウィッチ形式になっています。

わかりやすいけど、ちゃんと学べる。


まとめ

書評でも、読みやすくわかりやすい、と書かれていました。

本当にその通りだと思いますが、私は何度も読むことで、深みがあると思います。

人間関係は年々変わっていきますし、今のように新型コロナウィルスによる外出自粛やテレワークの普及などによっても、以前とは違う形で悩みが出てきます。

何年か前に買った本ですが、思い出したように手にとって今も読んでいます。

やはり解決のヒントはありました。

その時々で、抱える悩みは変わっても、本質は一緒なのだな、ということを、この本によって気づかされた気がしています。